官能漫画がAVより時に強いエロスを放つ理由を漫画原作者解説 かつて『こち亀』の秋本治氏にアシスタントとして師事。その後独立し『金魚のフン』などのエロコメディを発表。『ポルノ・グラフィティ』『My Pure Lady』などの漫画原作にも携わる、とみさわ千夏氏が、官能漫画のエロスが生まれる瞬間について解説する。 官能漫画のエロスとは、いかにリアルに描写するかに尽きます。リアルであるための条件は、「投影」と「感情移入」。作品に出てくる女の子に自分の記憶に残された子を「投影」させる。次に主人公の男に「感情移入」して漫画の登場人物になった自分がその子とヤっている気分になる――エロスはこの瞬間に生まれます。 例えば声を出してはならない場面で我慢する女の子の表情にエロスを感じるのは、自分がその状況に入りこめるリアリティがあるからです。 エロスのリアリティについては、AVとの比較が一番わかりやすい。AVは現実の人間がSEXしているのだからこれ以上リアルなものはない。しかし時に、漫画の方がより強いエロスを放つことがあります。 というのは、AV女優は現実に存在する女の子なので、記憶にある女の子とダブらせることはできない。自分は映像の鑑賞者にすぎません。 漫画は違います。たとえば、目を瞑った女の子が延々と描かれていれば、そこに自分のイメージした女の子を重ねることができますよね。 ちなみに『マイピュアレディ』では、熟女を多く登場させてキャラクターにしています。担当編集者には若い女性で描いてほしいとリクエストされましたが、どうしても熟女でやりたいと押し通した。 官能漫画も読者の年齢層が上がっている。ならば登場する女性も高く設定した方が時代にフィットしているのではないかと考えました。 私がストーリーを考えるときによく使う手は、エロ雑誌のグラビアです。グラビア写真を頭に入れ込んで、あとはひたすら妄想に耽り、エロシーンを思い浮かべていく。その過程は創作というより作業に近い。 テクニック的な話をすれば、ポイントは「ゆっくり描く」。キスシーンも含めて、端折らずにディテールを細かく描写して、とにかく引っ張るだけ引っ張る。我々がする現実のSEXも行為全体を眺めれば意外なほど時間をかけていますよね。漫画のテンポもそれに合わせています。
ノースフェイス パープルレーベル 取扱店 ノースフェイス、通販 ノースフェイス ブーツ 2014 THE NORTH FACE supreme 2014 THE NORTH FACE supreme ダウン